コイシくんとコイシちゃん
ジョン・レノンとオノ・ヨーコ
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『Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ』は「どんな些細なことでも夢を持つこと。それが世界を変えていく大きな力となるのです」というオノ・ヨーコさんの提唱により、世界の子どもたちに学校を贈るチャリティ・コンサートです。

コンサートは2001年から毎年開催され、過去11回のコンサートで、「世界の子どもたちに学校を贈ろう!」というオノ・ヨーコさんの呼びかけによって参加した日本のアーティストは167人、世界28か国117校の学校建設を支援してきました。

「ひとりで見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる」
〜オノ・ヨーコ

オノ・ヨーコ

「ヒロシマ賞」受賞記念展 30日から広島で「希望の路」を探して

連載第18回目:2011年7月30日付掲載

ついに30日から、オノ・ヨーコさんの展示会「希望の路」が、広島市現代美術館で始まりました。

ヒロシマとナガサキに原子爆弾が落ちてから66年たった今でも、犠牲になって苦しんでいる人がいます。それほど、原爆の被害は深刻でした。今年の3月11日に起きた大地震と津波によって原子力発電所で事故が起き、原子力の悲劇が繰り返されてしまっています。これは日本だけではなく、世界の問題であるともいえます。

ヨーコさんはこう信じています。

「広島と長崎の人々は、強い精神と知恵による力で、苦しさと悲しみを乗り越えてきた——その力が今の世界に希望の光を与える」と。「その力は、いざという時に心の奥から出てくる輝く力で、超能力となって、念じるだけで山でさえも動かすことができるすごい力だ」と。「そして今、私たちひとりひとりがその力を引き出し、世界を変えていくときだ」とヨーコさんは言っています。その思いを今回の展示会で伝えたいとヨーコさんは思っています。

美術館の最初の部屋に入ると、たくさんの大きなドアが、まるで生きているように立っています。ドアは、どこにつながっているのでしょう?▽ほかの部屋では、真っ暗な中に、たくさんの透明な「見えない人たち」が立っています。なんで透明なのでしょう?▽この部屋の中は時々まぶしく光ります。黄色い壁に大きく描かれた絵の前に立って光を浴びると、なにかが起こります。なにを感じますか?

——ほかにもたくさんのヨーコさんの作品が展示されます。みなさんも、機会があったら展示会に来てくださいね。そして、作品を見ながらいろいろなことを考えたり、疑問に思ったり、感じたり、想像したりしながら、ヨーコさんが言っている「力」とは何かを探してほしいと思います。「希望の路」がどこにあるか、探してみましょう。

第8回ヒロシマ賞受賞記念 オノ・ヨーコ展 希望の路 YOKO ONO 2011
希望の路

◇会期:7月30日(土)〜10月16日(日)
◇会場:広島市現代美術館(〒732‐0815広島市南区比治山公園1の1)
◇開館時間:午前10時〜午後5時 ※入場は閉館30分前まで
◇休館日:月曜日 ※ただし祝休日に当たる場合は開館し、翌平日休館
◇観覧料:小中学生、65歳以上は無料▽一般1000(800)円▽大学生700(600)円▽高校生500(400)円 ※(  )内は30人以上の団体料金
◇ホームページ:http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/

オノ・ヨーコ

「私たちの持っている力を引き出そう」と語るオノ・ヨーコさん

Photo ©Synaesthete 2009

ヨーコさんの2011年夏 世界が注目するから

連載第19回目:2011年8月6日付掲載

7月21日に来日したオノ・ヨーコさんは8月7日、アメリカのニューヨークに帰ります。ヨーコさんは滞在中にさまざまな活動をしました。

まず、第20回モンブラン国際文化賞の受賞者に選ばれました。この賞は世界最高峰の万年筆を作っているドイツのモンブラン社が毎年、音楽や絵画など、あらゆる芸術の分野で、若い人たちの才能を助ける活動をした人に贈っている賞です。ヨーコさんは発展途上国に学校を贈る「ドリーム・パワー・コンサート」での活動が評価され、受賞となりました。

また、ヨーコさんはヒロシマ賞も受賞しました。現代美術の分野で人類の平和に貢献した芸術家に広島市が3年に1度、贈ります。ヨーコさんは、ヒロシマ賞を受け取るために、そして「希望の路」という展覧会をするために、広島市現代美術館を訪れました。7月28日には毎小の読者と一緒に、子どもたちのためのワークショップもしました。

31日には、核兵器の廃絶に向けた国際平和シンポジウムで、スピーチしました。広島では、ほかに、広島市平和記念資料館も見学しました。

第二次世界大戦中、原爆が投下されたのは広島と長崎です。ヨーコさんは「ヒロシマ」だけでなく「ナガサキ」も世界の人が知ってほしいと、8月2日に長崎を訪れ、原爆落下中心碑に花を供えました。

わずか2週間ほどの滞在期間中、スケジュールは目いっぱいでした。「世界で最も有名な日本人」といわれるヨーコさん。その活動の一つ一つに世界が注目し、報道します。それが世界中の人が平和を考えるきっかけになり、平和への種まきになるのです。

オノ・ヨーコ

広島市現代美術館で開かれたヒロシマ賞授賞式で
=7月29日

オノ・ヨーコ

広島平和都市記念碑で平和を祈るヨーコさん

「広島 長崎 震災」 世界に向けて発信

毎日小学生新聞「みんな地球人」特集:2011年8月9日付掲載

世界的なアーティストのオノ・ヨーコさんが7月21日から8月7日にかけて日本に滞在しました。広島市や長崎市を訪れ、原爆の悲惨さとともに、平和の大切さをさまざまな形で世界に向けて訴えました。

 
原爆による
何もない焼け野原から復興した
ヒロシマとナガサキの人々の
すごい大きな力を、
世界に分けてあげてください
「ヒロシマ賞」を受賞

ヨーコさんは広島市が現代美術の分野で人類の平和に貢献した芸術家に贈る「ヒロシマ賞」を受賞しました。7月29日に広島市現代美術館で開かれた授賞式では、「全部無くしたところから立ち上がり、ここまで再建した広島のパワーを世界に見せよう」と呼びかけました。

受賞に合わせて「希望の路」という展覧会が7月30日から始まりました。会場の広島市現代美術館で、開幕前の28日には、毎日小学生新聞主催のイベントをしました。

復興を願いスピーチ

ヨーコさんは広島市が現代美術の分野で人類の平和に貢献した芸術家に贈る「ヒロシマ賞」を受賞しました。7月29日に広島市現代美術館で開かれた授賞式では、「全部無くしたところから立ち上がり、ここまで再建した広島のパワーを世界に見せよう」と呼びかけました。

受賞に合わせて「希望の路」という展覧会が7月30日から始まりました。会場の広島市現代美術館で、開幕前の28日には、毎日小学生新聞主催のイベントをしました。

長崎平和特派員に

8月2日にはもう一つの被爆地、長崎市を訪れ、原爆落下中心碑で花を供えました。長崎原爆資料館では、田上富久・長崎市長から、海外で平和活動に取り組む日本人に贈られる長崎平和特派員の認定も受けました。ヨーコさんは「ヒロシマ」だけでなく「ナガサキ」も世界の人々に知ってもらいたいと、強く願っています。

オノ・ヨーコ 子どものためのワークショップ「希望の路」

毎日小学生新聞特集:2011年8月9日付掲載

私たちは世界を変えることができるのよ

7月28日、広島現代美術館(広島市南区)で、毎小読者17人とともに「オノ・ヨーコ 子どものためのワークショップ『希望の路』」が開かれました。ワークショップのテーマは、ヨーコさんが40年以上、作品を通して表現してきた「平和」です。みなさんもワークに挑戦してみてくださいね。
【小丸朋恵】

いっしょにやってみよう
毎小読者17人と平和ワーク

ヨーコさんは、夫でビートルズのメンバー、ジョン・レノンさんと「愛と平和」を訴える作品を多く残してきました。子どもたちはヨーコさんとともに、戦後66年間平和の大切さを訴えてきた広島の地で、世界が愛と平和であふれることを願いました。

ワークショップは、会場に隠れていたヨーコさんを探し出すことから始まりました。周囲を見渡すと、壁の向こうから黒いシャツの袖と手が見えます。子どもたちが元気いっぱいの声で「ヨーコさん!」と呼ぶと、笑顔のヨーコさんが登場。「みなさん、私たちは世界を変えることができるのよ」と語りかけました。

壊れたカップをくっつけて
メンドピース

「メンドピース」は、ヨーコさんの代表作の一つです。壊れた陶器の破片を、接着剤を使って元に戻します。

「ある少年がね『離婚しようとしてたパパとママが、メンドピースのパフォーマンスを見て、仲良くなった。ありがとう』というメッセージをくれたの。カップを元に戻すことは、世界をつなぎ合わせることと同じ」とパフォーマンスに込めた思いをかたりました。

ヨーコさんに教わりながらカップのかけらをくっつけた島根県大田市の藤井珠希君(小3)は、カップを元に戻すのは難しいけど、楽しい。続きを家でやりたいです」と話していました。

ヤーンピース

3色の毛糸が子どもたちに巻き付けられていきます。光の黄色、雲の白、青は空を表します。福岡市中央区の増本涼太君(小3)が「もっと光をちょうだい!」とリクエストすると、体は黄色の毛糸に包まれました。毛糸の端を握ったヨーコさん「みなさんの体が空に続いているわ。そして私はあなたたちとつながっているのよ」とほほ笑みました。

「椅子の座り方を忘れてしまった」のピース

ヨーコさんはふいに、会場の椅子を見て「この椅子は、どのように使うの?」「身を隠すもの?」「となりに寝てみようかしら」と、椅子を逆さまにしたり、倒したりします=写真。子どもたちは答えにつまります。沖縄県恩納村から参加した小谷地光君(小4)はヨーコさんの横に立ち、「ずっと立っていると足が疲れるから、座るときに椅子を使います」と教えてあげました。何度か問答を繰り返し使い方が分かったヨーコさんは「確かに椅子に座ると楽ね。だからみんな椅子が好きなのね」と、椅子にキスをしました。

10年後 約束のかけら
プロミスピース

一生懸命カップを直したり、短冊に平和への思いをびっしり書き込む子どもたちに、ヨーコさんは、白い大きなツボを割ったかけらをプレゼントしてくれました。「10年後、かけらを元に戻しましょう。みなさん、また会いましょうね」と語るヨーコさんと、再会を約束してお別れしました。福岡県行橋市の工藤紗矢さん(小6)は「10年後、みんなでつぼを完成させることができたらうれしいです」。茨城県竜ヶ崎市の都留和葉さん(小6)は「ヨーコさんは、この人と活動したいと思わせる、世界のリーダー的な存在だと感じました」と話していました。

あなたの願いは何ですか
ウィッシュ・ツリー

一生懸命カップを直したり、短冊に願いを書いて、モミジの木にくくりつけました。ヨーコさんは「私はいつも世界平和を願ってきたから、今日はみなさんの幸せを願いたいわ」と、短冊に「今日会った子どもたちがみんな、平和で楽しい人生を送りますように」と書き、枝にくくりつけました=写真右。

原爆で曽祖父を亡くした広島県府中町の中島春香さん(小4)は、「家族みんながいつまでも笑顔でいられますように」という願いを込めました。

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